鋤取り(すきとり)作業中のお写真になります。
外構工事における「すきとり」は、土地の表面から一定の厚さの土を取り除く作業を指します。これは地盤を整え、必要な工事や材料を施工するための準備作業です。防水塗装の均一性や安定性を確保し、プロジェクトの耐久性や美観を向上させる役割があります。
作業前の養生のお写真になります。
養生し、塗料が基礎に触れないようにすることで、追加の作業や負担をかけずに施工後の安定性を保つことができます。
基礎を十分に清掃し、埃や不純物を取り除きます。清潔な表面が下塗り材料の効果を向上させます。その作業をしないと仕上りに影響してしまう為、しっかりとした準備は欠かせません。
下塗り作業のお写真になります。
基礎表面が凹凸や不均一である場合、下塗り作業で均一な表面を確保します。これにより、防水材料が均等に広がりやすくなります。
また、密着度を高めるためもありますが、防水効果も高める下塗り材料が基礎に塗布されていき、これにより基礎が水分から守られ、防水層がしっかりと形成されます。
下塗り作業によって基礎が材料を吸収しすぎないように調整し、吸水を防ぐことで防水層の効果が向上し、耐久性が増します。
下塗り作業は基礎防水工事の基本的なステップであり、これによって施工物の品質や効果が向上します。適切な下塗り作業が行われることで、防水工事全体の成功が確実になります。
中塗り作業中のお写真になります。
こちらはタックダインといい、エポキシ樹脂を主成分とする基礎補強材です。
エポキシ樹脂は優れた接着力や耐久性を持ち、基礎補強において効果的です。また、半永久的な効果があり、施工が迅速に行えるのが利点です。
通常のタックダイン施工においては十分な強度が得られますが、次にご紹介するアラミド繊維を併用することで補強の強度が一層向上します。これにより、特に高い耐荷重や補強が必要なプロジェクトに適しています。
総じて、タックダインはエポキシ樹脂とアラミド繊維を利用して基礎補強を行う際に、効果的で迅速かつ経済的な選択肢とされています。
アラミド繊維を張り付けている写真になります。
アラミド繊維は、高い強度と耐熱性を持つ合成繊維の一種です。代表的なアラミド繊維には、アラミド樹脂から作られるケブラーや、ノーメックスがあります。これらの繊維は構造が特殊で、通常の繊維よりも非常に強靭で軽量です。
主な特徴としては、、
アラミド繊維は通常の繊維よりも非常に高い引張強度を持っています。これにより、強靭で頑丈な製品や構造材料に利用されます。
そして高温にも強い特性があり、耐熱性が求められる環境や用途に適しています。ノーメックスは防火・耐熱素材として広く使われ、強度に対しては軽量であるため、構造材料や製品の軽量化が可能です。
アラミド繊維は多くの薬品に対して耐性を持っており、化学的に安定していますので皆様に安心して使用していただける資材になります。
※アラミド繊維はさまざまな分野で使用され、防弾材料、製品の補強、高温環境への耐久性が求められる場面などで広く応用されています。
上塗り作業中のお写真になります。
上塗りによって、基礎補強部分を外部の気象条件や水から保護し、補強した部分が耐久性を持ち、効果的に機能し続けることが期待されます。
また、上塗りは外観を美しく整え、プロジェクト全体の仕上がりを向上させます。防水や耐候性の向上だけでなく、外観の美しさも重要な要素となります。
基礎補強において追加の保護層を提供するため、基礎が外部の要因からより効果的に守られ、対処すべき問題が最小限に抑えられます。
具体的な上塗りの素材やコーティングはプロジェクトの要件や条件によって異なりますが、一般的には基礎補強の全体的な性能を向上させるために行われる重要な作業です。