以前外壁塗装は施工したみたいなのですが、付帯部の塗装はしなかったという事でメンテナンスのご依頼を頂きました。
見てみると破風、雨樋の塗膜の剝れや穴空きなどがあり、付帯部塗装工事を任せて頂きました。
酷い汚れが付着した上に新しい塗料を塗布してしまうと、汚れと新しい塗膜とが密着しないのですぐに剥がれてしまいます。
汚れをケレンで綺麗に落とす事で、旧塗膜と新塗膜を密着させ強固な塗膜とする事が出来ます。
ケレンを行う事で、新しい塗膜を綺麗に長持ちさせる事に繋げる事が出来ます。
塗り直しの際には、ケレンは欠かせない作業工程となります。
下塗りは、塗装する表面の均一な下地を作ります。表面の凹凸や傷、目立つ色の違いを均等化することで、仕上がりの美しさや塗装の密着性を向上させます。
また、塗装する表面を保護し、塗料との密着性を高める役割を果たします。特に、金属や木材のような多孔質な表面では、下塗り材が浸透し、塗料の密着を強化します。
中塗りは、塗膜の厚みを均一にするために行われます。下塗りでは、凹凸や傷を均等化し、塗料の密着性を高めることが主な目的でしたが、中塗りでは塗膜の厚みを調整し、均一な塗装面を作ります。
また、塗膜の保護と耐久性の向上にも寄与します。塗料の追加の層が塗膜を保護し、外部からの影響や劣化を防ぐ役割を果たします。また、中塗りには特殊な塗料や添加剤を使用する場合もあり、塗膜の耐久性を向上させることができます。
塗装作業の最終工程であり、仕上げ塗装を行うことを指します。
上塗りは、下塗りや中塗りで行われた塗膜の色合いやトーンを均一化し、塗料のカバー力を向上させる役割を果たします。また、下地の色や模様を隠し、美しい仕上がりを実現します。
そして塗装面の耐久性や保護を強化します。塗膜の厚みを増し、外部からの影響や劣化を防ぎます。また、特殊な上塗り塗料やコーティングを使用することで、耐久性をより高めることができます。
光沢や質感を付与する役割もあります。適切な上塗り塗料を選ぶことで、光沢やマットな仕上がり、滑らかな質感など、特定の表現を実現することができます。
上塗りを行う前に、下塗りと中塗りが十分に乾燥しているか確認します。下塗りや中塗りが未乾燥のまま上塗りを行うと、塗膜の剥がれや塗装面の不均一さが生じる可能性があります。