以前施工させていただいた施工箇所の定期点検にお伺いさせていただきました。
その際にお客様から２階の窓付近天井から雨染みがあるとご相談を受けました。
外側、室内から確認したところ、外側には庇が雨漏れにより既にふかふかしてしまっており、少し触っただけで屋根部が動くほど劣化が進んでしまっておりました。室内を確認してみると、やはり天井から雨染みが出てしまっており、早めに庇を工事してあげた方が安全という判断となり工事となりました。
既存板金を撤去し、野地板を新設致しました。
野地板とは屋根材を支える重要な下地部分となります。新設や修繕の際には適切な材料選びと施工が求められます。
野地板を設置後、防水シートを貼り付けます。
防水シートとは、屋根の下地となる野地板の上に敷き、雨水の侵入を防ぐためのシートとなります。屋根材の（瓦、スレート、ガルバリウム鋼板など）だけでは完全に防水できないため、二次防水として重要な役割りを果たします。
雨水を防ぎつつ、屋根内部の湿気を外に逃がします。そして結露を防ぎ屋根の寿命を延ばすために木造住宅でよく使用されています。
防水シートを貼り付け後、板金を新設致します。
庇の上部は雨風や日差しを直接受けるため、劣化しやすい部分になります。そのため耐久性や防水性を向上させるために板金を施工することが一般的です。
板金を新設することによって雨水を防ぎ、庇の木部や建物内部を守ります。
そして板金を設置することにより庇の腐食や劣化を防ぐ効果もあります。
もちろん古くなった板金よりも見た目も綺麗になり美観も向上されます。
施工方法は、
下地処理として既存の庇の状態を確認し必要な場合補修や撤去作業を行います。
撤去した場合、野地板を新設し、その上に雨漏り防止の為に防水シートを張ります。
そして現場で庇の形状に合わせて板金を加工していきます。板金を庇の形に沿って被せ、ビスで固定していきます。
ジョイント部分にはシーリング処理を行い、防水性を高めます。
仕上げに屋根や外壁との取り合い部分をしっかりシーリングをして工事完了となります。
