害虫ブロックは、建物や住宅内に侵入する害虫(例: 蚊、ハエ、ゴキブリ、ネズミなど)を防ぐための対策や設備です。普段、家庭用殺虫剤として使用されているピレスロイド成分を使用しています。そのため、害虫ブロックにも死滅させる効果はあります。
しかし、害虫ブロックは「虫に来てほしくない場所を事前に守る」ことが可能となります。
※ピレスロイド:除虫菊に含まれる有効成分の総称で昆虫類、両生類、魚類などに神経毒として効果があります。
防虫メッシュやネット
害虫ブロックには、窓やドア、換気口などに取り付ける防虫メッシュやネットが使用されます。これらのメッシュやネットは、細かい目の網目で構成されており、害虫の侵入を防ぎながら通気性を確保します。窓やドアを開けたままでも害虫をブロックする効果があります。
シーリングや封鎖
建物の隙間やクラック、亀裂などを害虫が通り抜けるのを防ぐために、シーリングや封鎖材を使用することもあります。壁や床の隙間、配管の周囲、電気配線の穴などに適切なシーリング材を施すことで、害虫の侵入経路を塞ぎます。
害虫忌避剤や殺虫剤
害虫ブロックには、害虫を忌避する効果のある特殊な塗料やコーティング剤を使用することもあります。また、害虫が侵入した場合に駆除するために、害虫忌避剤や殺虫剤を使用することも考慮されます。
建物の保守管理
害虫ブロックの効果を持続させるためには、建物の保守管理が重要です。建物の外壁や屋根の傷みや劣化を修復し、隙間や破損箇所を定期的に点検して修正することが必要です。また、ゴミや食べ物の放置を避け、清潔な環境を保つことも害虫の侵入を防ぐために重要です。
害虫ブロックは、建物内での害虫の被害や感染症のリスクを軽減し、快適な生活環境を提供するために重要な役割を果たします。適切な害虫ブロックの設置やメンテナンスを行うことで、害虫によるトラブルや健康被害を最小限に抑えることができます
害虫ブロックの持続性
平均持続は3ヶ月
害虫ブロックはピレスロイドの弱点である「揮発性」を強くすることに成功した商品です。
持続性を保つ条件は「雨に濡れない箇所」であることです。しかし昆虫等の生き物も雨に濡れない場所で身を守る習性をもっています。
害虫ブロックの持続能力を維持するには、知識のある者が施工することで最大限に発揮されます。
時期
害虫シーズン前に噴霧
※害虫シーズン中後半にも噴霧するとより効果的です。
害虫は気温が暖かくなると繁殖し発生しやすくなります。初夏に害虫ブロックを噴霧し、 秋頃まで効果が続けば一年を通して害虫の少ない建物を維持できます。
※噴霧する建物の構造や周辺の環境により持続性は前後します。